月寒すがわら眼科

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011‐857‐0055

北海道札幌市豊平区月寒東3条11丁目1-36
ブランチ月寒メディカルスクエア1F

緑内障について
glaucoma

緑内障 気がつかない内に視野が欠ける疾患

緑内障は視神経の障害により視野が欠けてくる病気です。日本人の失明原因の第一位を占めています。緑内障による障害は視野が欠けても気づかないことが多く、自覚症状で気づくころには失明寸前になってしまっていることが少なくありません。


40歳を過ぎたら検査をお勧めします


当院では眼圧・視神経乳頭陥凹の画像検査・視野検査のデータを参考に緑内障の診断を行います。特に近視や緑内障の家族歴のある方は将来的に緑内障が進行する可能性が高く、早期発見早期治療を行うことが望ましいです。治療を行うかどうかは、患者さまに検査結果を伝え、治療することによるメリットとデメリットをお話し、相談のうえで治療を行うかどうか決定いたします。

緑内障の治療 眼圧を下げること


当院では緑内障診療ガイドライン第4版に基づき、まずは点眼による眼圧下降をはかります。点眼のみでは病状の進行が止まらない場合はレーザー緑内障手術の適応について考慮します。眼圧が高値で外科手術による加療が必要な症例は専門施設にご紹介いたします。

レーザー治療(SLT)について


点眼薬の副作用のため点眼治療の継続が難しい方、点眼することを忘れてしまう方に緑内障レーザー治療(SLT)を行っています。 対象になるのは、開放隅角緑内障・正常眼圧緑内障のタイプです。眼の中に流れる水(房水)の排水口(線維柱帯)の部分に低エネルギー短パルスのレーザーを照射します。房水の排泄を促し、眼圧の下降をはかります。この処置により房水の流出の抵抗となっている色素細胞が減少することで房水流出量を増え、眼圧が下がる効果を見込めます。


治療は痛みがなく10分程度で終わり、すぐに通常の日常生活が可能です。 起こりうる合併症として、虹彩炎、眼圧上昇などがありますが、一時的なものでほとんど問題になりません。 SLTレーザーが効果を発揮すると眼圧は約2〜6㎜Hg下降します。全ての人に有効というわけではなく、眼圧下降が成功するのは約60~80%と言われています。効果は1-2年程度続き、その後は繰り返しレーザー治療を追加することも可能です。

SLTレーザーの費用

SLTレーザーは保険診療で行えます。また、手術給付金付きの生命保険では、多くの場合で給付金支給の対象になります。保険会社にご相談下さい。

隅角光凝固術
1割負担の方 約10,000円
2割負担の方 約20,000円
3割負担の方 約30,000円